ゴルフの『賞金王』最近テレビ、新聞で盛んに耳にする言葉です
が、実況中継の解説者曰く「この一打が賞金王のランキングに響
いてきます」と当たり前のように言っているのを聞くと、どうも
違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
野球選手の来年度の年俸もテレビで詳しく解説されます。
一般庶民とかけ離れた金額を手にするのでニュースになるのかも
しれませんが、これほど職業とお金の絡みを明るく公表するのは
スポーツならではだと思います。
そもそも、スポーツのニュース自体の取り扱い量、記事の多さは
美術関連記事とは比べものになりません。
なぜここまでスポーツとアートの取り扱いに格段の差が生じたの
か感心の度合いからと言ってしまえばそれまでですが、メディア
の責任も一理あると思えてなりません。
話をもとに戻して、仕事とお金の絡みということで言うと、アーティストは往々にしていい仕事ができれば
いい、お金は関係ないという人がいるのは事実です。でもアートと経済は今や切っても切りはなせません。
たとえば、お金は天下の回りものであって重要ではないという主張のある作品でさえ、それを普及させるに
は経済が必要という逆説的なことがおこる訳です。
今、アーティストはスポーツ選手をはるかに超える年収のある人達が大勢います。(日本では少ない。)
しかし多くのアーチィストは極貧生活を強いられながら何とかそこから抜け出したいと、制作に膨大な時間
を費やし模索しています。
経済の重要性を認識しつつも、お金は後からついてくるものであって、そこまで露骨にあっけらかんと賞金
王とか全面に打ち出されてもどうもしっくりこないのです。
これをアート界に置き換えればさしずめ、、、、王になるのでしょうか。
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新人 (土曜日, 11 12月 2010 17:27)
そうですよね、ある一面から云うと勝者にならなくてはね。死んでからリッチになっても考え物ですよね。頑張りましょう。
丸田恭子 (日曜日, 12 12月 2010 02:41)
コメントありがとうございます。そうですねー、基本的に人生には勝者も敗者もないと思っています。しいていえば、どれだけ本当にやりたいことを楽しんで積極的に取り組むことができたかではないでしょうか。そうすればお金はその人に必要な分だけ後から必ずついてくると信じています。 というか信じたいです。
新人 (日曜日, 12 12月 2010 07:17)
さすが!まーついて来なくっても納得ですよね。
丸田 (日曜日, 12 12月 2010 10:53)
いやー、ホントお金がないと生きていけないのは確かですね。