最近の巨大建築物や、室内でもガラスが頻繁に使われるようになってきました。
なぜなのか、もちろん技術の進歩は当然ですが、それに加えてその透明さの魅力それこそが一番の理由だと
思います。こちらから向こうが見え、向こうからこちらが見える。
向こう側に視覚が届くという意識の浸透がそこにあるからです。心の浸透が空間を飛び越えて別々の地点を
繋ぐからです。
完全な分離、切断から逃れはれやかな開放感と広がりをもたらしてくれる、そんな魅力をガラスは持ってい
ます。
そこで重要なキーワードになってくるのは「浸透」です。多分時代の要請としてそういうものがあるのだと
思います。浸透をある種コミュニケーションと考えると、社会はあらゆる場面で透明で純粋な繋がりを求め
ている。人々はもっと密な繋がりを求めているとそう思えてなりません。
前、ベルリンで見たドイツ連邦議会議事堂はもともとあった石造り(コンクリート?)の建物の上にガラス
張りの中央ドームが組合わさり見事という他ありませんでした。
また、キラキラした小さなガラスのかけらを見ているだけでもとても幸せな気持ちになります。
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新人 (日曜日, 19 12月 2010 18:30)
人類の文化の発展の最大の功労者はガラスかも知れませんね。
丸田 (月曜日, 20 12月 2010 01:08)
う〜ん、どうなんでしょうか、そこまでのものかわかりませんが、いずれにしても
物質として非常〜!に魅力あるもののひとつであることに変わりありませんね。